少しだけの話 ババ
ババは昔から”少しだけ”他の人と違う事をしてしまう様だ・・・
制服を少しだけ変形させた話
ババは、制服を仕立てる仕事をしていた。私の制服も仕立てて貰った。
私が入学する高校は、制服が野暮ったい女子高。
「少し、素敵にしておいた💕」と。
校則がほぼない自由な学校で、私の制服は少し変形した素敵な制服でした。
写真を少しだけ加工した話
「すっかりおばあさんだわよね」と友人との集合写真を見て、ガッカリ。
「お母さん、目元に、少しだけ線を入れたら素敵になったのよ💕」と。
写真にマジックで加工。アプリは不要です。
絵に少しだけ付け足した話
祖母の長い介護が終わりババは夢だった絵の教室に通い始めた。
しかし、ただの写生がつまらなかったらしい。
「チューリップにはランドセル」と毎回、写生+少し何かを足して描く。
絵の先生も「見えているものだけ描いてください。」と何回もイエローカード!
ある日、彼岸花を描く事に。
「お母さん、彼岸花向こうに阿修羅が見えてきたのよ💕」いつの間にか、彼岸花と阿修羅を描く。
自由に絵を描きたい!と絵の教室を辞めました。先生もホッとしたことでしょう。
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